避雷針

あるいは老いの雫

妻の話

まずは妻の話から始めよう。


結婚して20年、交際はその2年前からだ。


私と最も多くセックスした女性である。

 

 

 

その時、彼女は21歳、私は30代半ばで、当時は同じ会社に勤めていた。


少しギャル風の可愛らしい女の子であった。


きっかけは会社の飲み会の帰りにキスした事。


そしてその数日後の仕事終わりに待ち合わせをして、食事をした後にラブホテルへ行った。

 

 


彼女と初めてした時、喘ぎ声の大きさには驚いた。


その大きさは今でも変わらない。


基本的に彼女もかなり性行為が好きなようだが、いつも体を許してくれる訳ではない。

 

実際、彼女とのセックスはここ数年は月に1回あるかどうか程度なのだ。

 

 

しかし秘部に指を入れると、途端に力が抜けてしまうらしく、それまで拒んでいた愛撫を許してくれる。


そして私のされるがままとなるのだ。


もちろん、だからといっていつも無理強いはしないが。

 

 


現在の彼女は二人の子供を出産した後かなり太り、まるで別人のようだが、出会った頃はむしろ痩せ型であった。

 

当時、胸はBカップだと言っていたが、現在はDカップだとの事。


太った事での副産物だろう。

 


もうすぐで45歳の、少し垂れてきた丸い乳房は、彼女の若い頃よりも性的魅力に溢れている。

 

私はよく、上から顔におっぱいを垂らして欲しいとお願いする。


いつもしてくれる訳ではないが、垂らしてくれた時は夢中になって乳首を舐め、乳房の膨らみと柔らかさを顔いっぱいで感じようとする。

 

最近では、出勤の際に乳房を見せてもらい、顔を埋める。


その時はふたりきりだ。


妻はその後仕事に行く。

 

 

もうすぐ還暦を迎えようとする男の、こんな痴態によく付き合ってくれるものだ。

 

どんなに感謝をしても、しすぎる事にはならないだろう。